【文学】カラスのグラス
『カラスのグラス』
私は今カラスのグラスの中に住んでいる。
唐突な出だしで恐縮だが、本当に住んでいるのだからしょうがない。
「心の中のカラスのグラス」だとか「カラスのグラスという奇怪な地名」の場所という意味で決してない。
鳥類の「カラス」の形をした「グラス」という意味でもない。
あっ!間違えた鳥類の「カラス」の形をした「グラス」と
いう意味だ。
ここに住んでいると家賃もかからずに、安月給の僕としては大変助かるが、一つ難点として、くちばしの先端部分はとても狭く、デットスペースが生まれてしまう。
そこには箒も届かずに、埃が溜まっている。
この埃が自分自身の誇りに代わる日を待って、毎日を過ごしている。
この埃の毎日の積み重ねが、自分にとっての生命線である。
昨日の自分と今日の自分はただ年老いてい行くだけ、いわゆる「減点方式」のような気がしてならないのだが、この空気中のごみが埃として積もるとき、昨日の自分より成長できている誇りをもてるのではないかとどこか期待している。
私はもちろん人間ではない、人間がグラスの中に住めるというのかいや住めない。
私は、カカトオトシオトシマルキキイマノウシバヌである。
聞きなれない名前が出てきてしまいとてもビックリしたのではないか?
まあ象の仲間と思って接していただければ幸いであ
る。
地面が揺れ始めた、これは僕の仕業だ、誰の仕業って?これは僕の仕業だ
私には特殊能力があり、ここ火星ではとても恐れられている存在である。
え?海王星の話じゃないかって?そうだ、こ
こは火星だよ。
ハンバーグだよ!(笑)
ひとまずアースクイックならぬ、火星クイック(火星の英語が分からない為)を起こせる生き物がゆいつ私たち種族なのだ
それが楽しいか、楽しくないかはどうでも
よい、その目標に到達したいか、したくないかで選べ!と思ったので書いておく
話に戻ろう、火星を揺らして定期的に植物の花粉を飛ばしているのだ。
そうして火星の環境を守っている、いわばアイススケートの選手だ。
植物の中でも一番好きなのは、「かもたべるるないひかかわgたいsこしいいい44午後に」だこいつで背中を掻くとめっっちゃ気
持ちい。
まあ、火星では掻く麻薬に指定
されているがな、それはそれで烏滸がましい限りである
完